Till Mar.3

Berryz工房のことを書いてみます。

嗣永桃子の宿命と奇跡

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明日からいよいよトラベリーズファイナルですね。私は始発のバスで羽田に向かいますが、今夜まさかの飲み会です、みたいな。寝れんのかな、みたいな。

それでやっとももちの記事を更新できます…活動停止が迫るにつれて文章の恥ずかしさも増し増しになってるねと大学の先生から言われました!てかあんまり学生のブログ読まないで欲しいな。あと単位欲しいな!

 

ももちの魅力は、かの有名なインタビューに集約されていると思います。画像はネットから拝借しました、ゆるにゃん。

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歌で人の気持ちを明るくできるようになりたい。きっと人生にくじけてる人が、いっぱいいると思うから。

何度読んでもいいな、と思います。大人びすぎているわけじゃないけど、でもこの年齢の女の子が言うとちょっと凄さを感じます。

この時は「歌で」って言ってるけど、今ではトークやライブの演出等、様々な所で私たちの気持ちを明るくしてくれていますね。

 

自分の話になりますが、私が初めてももちに出会った(現場でちゃんと見たという意)のは、2004年によみうりランドで行われたシール交換会の時です。私はももちとシールを交換したのですが、この時私は自分のシール帳を持参しなかったために、もらったシールを貼るものがありませんでした。会場にシール帳を持ってきてなかったまぬけって私くらいだったんじゃないかと思うんですけど…。

その時ももちは「何か貼ってはがせるもの持ってる?」と私に聞き、私のパスケースにシールを貼ってくれました。なんて優しいアイドルなんだ、と感じ入ったエピソードです。ももちは有言実行、いつでも人の気持ちを明るくしてくれます。

そんなこんなで、私が1番初めに好きかなと思ったBerryz工房のメンバーはももちでした。明確にみやびちゃんが1番良いなと思ったのが2006スポフェス辺りなのですが、それより前は実質的にももちが推しメンだったんだような気がします。

 

だから私は2004年の終わりくらいから5、6年間くらいでしょうか、ほぼ毎月ももちにファンレターを出し続けました。それは所謂一推しのみやびちゃんに出したファンレターの数を遥かに凌ぐ数です。

 手紙に書いていた内容は、ライブやイベントの感想だけでなく、私の個人的な悩みとかもバリバリ書いて送っていました。なのであの頃出した手紙は本当にお金を出してでも返還していただいて焼却処分したいくらい恥ずかしいものです。なんと言っても私は中学校3年間、担任の先生へのクソどうでも良い愚痴を書き綴った怖すぎる手紙を出し続けていたので、本当当時の私って軽く○したいですね。

 まあ私がBerryz工房を見続けたこの10年ちょっとって、Berryz工房にとっても私にとっても本当に色々あったと思うんですよ。アイドル最前線で柳原可奈子さんが、

彼女達がデビューしたときは私も10代で、自分なりの決断だとかいろんなことがあって、でもいつもBerryz工房がいてくれた。本当にありがとうございました。

と語っていますが、私も全く同じ気持ちで、さらにももちについてはこの思いも一入にあります。

もちろんメンバー全員がそうなんですけど、いつも私が何か決める時ってももちを見ているような気がします。私、高校に行くか行かないか死ぬほど迷ったんですけど、どうやらももちも高校に入ったらしいと聞いて私も高校行きましたし、ももちが真面目に大学に通っていると聞いて、大学に入る時には私も頑張ろうと決意しました(結果大学は4年間あまり真面目に通いませんでしたけどね!)。大体同年代ということで、ももちから学ぶことは多くありました。

 

ぷりぷりプリンセスで「自分で決めたことだから」が口癖で、どんなに朝早くても大学に行く、というももちママからのアンケートがあったじゃないですか。もうとにかくももちって普通じゃないんですね。私なんかは2限ですらド早朝の感覚なんですけど。

もう他のメンバーへの独自の思いとかそういうのはももちに対しては一切なく、「えらい」「すごい」みたいな小学生並みの感想しか出てこないんですどうしても。昔より今の方がずっとももちの凄さを感じていて、だから今はももちが高尚すぎて直視できないレベルに達しています。

でも、いつも握手会で私が何か言えば「頑張って(低音)」と言ってパーン!とかなり強く手を叩いてくれるももちに、Berryz工房でいてくれて本当に感謝してます、とだけは思っています。

 

常々ももちに思うことは、この人がBerryz工房及びアイドルでいるというのはまあ宿命的なことなんだろうな、ということです。渡辺一夫アナトール・フランスのお話に対して「この宿命は、甘受せねばならない。特に、かうした宿命を感じ得る人々は、さうである。」と記していたのをみて、まさにももちがアイドルでいることも同様なんじゃないかと思えます。

ももちがアイドルで居続けることはもちろんももち自身の意思ではありますが、あの徹底ぶりを見るに、天性のアイドル力を持って生まれたももちの宿命が、アイドルで居続けさせるんじゃないか、と。

 

テレビに出演する時はほとんどその影を見せませんが、ももちは小学生時代の自分のことを「地味」とか「暗い」といった表現をすることが度々あります。「ハロプロキッズオーディションに合格して初めて、学校の人が私を見た」という様な発言もしています。

また、つんくさんがどうしてももちを合格にしたのか、というのも本人は結構気になっていたみたいで、ぷりぷりプリンセスの中でつんくさんに理由を聞いたという報告もありました。あれだけアイドル然としているももちではありますが、多分「自分がアイドルになれたのは奇跡」くらいに思っている節があるように思えます。確かに、大勢の中から選ばれたのは運も作用しているし、それもBerryz工房として第一線を走り続けることができたのは奇跡です。

 

でもそれとはまた別に、人前に立って、誰かを楽しませたり、勇気づけたり、時には涙させるという宿命を負っている感がももちにはあります。アイドルとして徹底しているように見えて、案外適当で雑なとこがあるチャーミングさも含め、ももちは人を魅了する天才で、その才覚を発揮しながら生きていかないといけないような。もちろん生き方は本人次第でしかないけど、本人もアイドルをやりたいっていう衝動にかられてるような。その宿命を選んで立ち向かっているような…。

私の思うももちの魅力は冒頭にも記しましたが、また多くの人がももちに惹かれるのは、本当に才能ある人がそれをフルに活用できる舞台に立っている、というドラマティックな一面があるからじゃないかなと思います。そしてその舞台に一緒に立つ6(7)人の仲間は、みんな最高のメンバーです。

Berryz工房じゃなかったら、こんなに続けられなかったかも…」とか「でも同じクラスだったら(このメンバーと)仲良くならなかった」とか本人達も色々語っていますが、奇跡のようなBerryz工房の中で輝き続けるももちは、本当にたくさんのベリヲタの心を動かしたのは間違いないです。

 

そういう、Berryz工房でいられたことを1番良かったと思っているのはファンではなく、ももち自身なんじゃないかな、というか、そうだったら良いなと考えています。

活動停止発表の時の涙と、その後これまでずっと笑顔でファンの前に立ち続けてきたももちですが、その心の中でどれだけいろんなことを考え噛み締めてきたのか、想像もできないです。だけど、Berryz工房でいたことを誇りに思い、力にして進んで行こうと感じたんじゃないかなあ。

 

ももちも結構この11年で変化があったようです。一例ですが、8年くらい前に雑誌のインタビューで20歳までには結婚したい、って言ってたんですよ。今じゃ考えられないけど(笑)。だけど、様々な経験の中で、色々変化したり、固まったりしたんだろうな、と思います。私が思うよりずっと、たくさんのドラマがももちにはあったのでしょう。そういうのも、ももちをより輝かせる要素になっているはずです。

 それもこれも、これからのカントリーガールズのPMとしての活動も全部含め、ももちがアイドルとして輝いた日々を、ももちが将来思い出した時に幸せだと思っていてくれると信じています。

 

ももちにとってBerryz工房は「青春のすべて」であり、昨年の秋ツアーでは「原点」とも語っています。ももちが青春をすべて捧げ、そしてこれからもBerryz工房を原点として歩いて行くことを、とても嬉しく思います。

 アイドルが天職だと本人いつも言ってるけど、ぶっちゃけ適当な所で理想の王子様と結婚しちゃって幸せになって欲しいという気持ちもあるけど(笑)。まあそういうのも込みで、これからも見守りたいです。

 宿命と奇跡によって私たちを楽しませてくれたももちは、今とは違う仲間や場所でも、また私たちの気持ちを明るくしてくれるだろうと思うのです。

 

Trattoria Buono! まとめ①(2013.4〜2013.10)

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こんにちは。

先日ラジオ日本のBZS1422が3月1日に終了することが発表されましたね。番組開始当初から聴き続けていたし、リアルタイムで聴くことも多い番組で思い入れが強かっただけにとても残念です。まあ確かに、万が一続くにしても同じ番組名ってわけにもいかないし、重大発表があるというアナウンスの時点でほとんどの人が予感してましたね。

そして爆夜も、みやびちゃんがアシスタントを卒業することがわかりました。そうなるかもしれないと思いながらも、実際発表されるとかなりショックですね…。またすぐにベリメンにラジオやってほしいなとばかり思います…生きる楽しみが減っていくばかりです…ハロメンラジオ好きなんですよ…ドキみきNightもヘビーリスナーだったんですよ…。

 

で本題です。私はベリメンがレギュラーで出演するラジオは一応全部聴いてるんですけど、その中で1番話題になっていないのは圧倒的にTrattoria Buono!です。これに比べたら爆夜なんて思いのほかリアルタイムで実況してる人が多いと思います。

リアルタイムで聴く人の少ない原因の一つとしては、土曜日の6時スタートということで現場とばっちり重なっていることが多いというのが挙げられます。これはどうしようもないですね。

加えて、FMということで音楽の流れるパートが多く、あまりメンバーが喋っていないと思われているのかな、とも考えました。確かにトーク部分は全体の半分弱ですし、前身のCafe Buono!なんてもっとトーク部分は少なかったのでそのイメージもあるような気がします。だからまあTwitterや狼で話題になってたら聴けば良いや、的に思われてるんじゃないか、と。

実際この前愛理ヲタの友達にこの番組を聴いているか聞いてみたら「Trattoriaになってから1回も聴いてないわ〜」と言ってました。

1回も…聴いてない…?

驚きましたが、確かに現場はいつも来ててもラジオ聴かない人って結構いますね。

しかし私はこのTrattoria Buono!がもうめちゃめちゃ好きなんですよ。多分全国で5本の指に入るくらい一生懸命聴いてます。パソコンで録音して何度も聴いちゃうし、Buono!は全く出てこないのに湘南ビーチFMのサイトを定期的にチェックしているくらいです。

このラジオは設定があり、Trattoria Buono!という話題の音楽とトークが自慢のお店で、Buono!の3人を常連客として、リスナーを楽しませる、的な感じです。

番組構成

お店のマスター・バロンさんが挨拶

       ↓     Buono!の曲が流れる

「今日は何の日?」トーク   ※毎回記念日を紹介し、それにまつわるトーク

       ↓     ボサノバが流れる

最初のテーマについてのトーク ※お題についてのフリートーク

       ↓     ピザーラの宣伝

秘密の伝言ノートのトーク   ※お店のお客さんからの悩みや相談についてのトーク

       ↓     Buono!の曲が流れる

各グループの告知など

 

めっちゃFMっぽいですね。

この番組の醍醐味は、とにかくのびのび喋る愛理とそれを時に突っ込み、時に見守るみやももです。このラジオでの愛理のノリは正直言って異常としか言えません。秘密の伝言ノートのコーナーで(今は出てきませんが)、だいぶ長い間「愛理先生」という鈴木愛理とは別人格のキャラとしてトークに参加していました。これは話し方から話す内容からもうそれはそれはめちゃくちゃです。

しかしお姉さんのみやびちゃんとももちは、まず愛理に怒ったり嫌な空気を出すことはありません。このトークを愛理が℃-uteでやったら岡井ちゃんに重いパンチを繰り出されてもおかしくないと思うんですけど。とにかく優しい空気が流れるラジオ番組です。

そして全体的に内容のない話を淡々と繰り広げます。聴いてる時は楽しいんですけど、聴き終わって一週間もすると、先週何を話していたのか記憶にないことも多いのですが、それもまたアイドルラジオらしい趣があって良いと思います。

 

でも友達には、もう100回に迫るくらい放送してるし今更全部聴くのは…と言われました。確かに。なので私が毎回の放送内容をEvernoteに書いていたものを掲載します。レポ的なものですが、書き起こしではないし、非常にレポの精度が低い回も多いけど、トークテーマだけはほぼ完璧に記録しています。

番組Twitterとかがないため、広報がほぼない番組なので興味を持ちづらいと思うんですが…。これを見て「この回聴きたい」と興味を持った回をこっそり聴いてみるとかどうですかね…本当面白いんですよこの番組。

ちなみに、普段聴いてる人は全員わかっているとは思いますが、秘密の伝言ノートというのは別にリスナーからのお便りとかではなく、単に制作スタッフが考えているものなので虚構です。AVみたいなもので、「SODの女子社員 怒濤のS○X研修!」に本当のSODの女子社員が出演してなかったり、「時間よ止まれ!」シリーズが本当は時間が止まってないのと同じなので、そのつもりで楽しむものです。

 

日付のすぐあとにあるのが、冒頭の今日は何の日?のテーマで、①が最初のトークテーマ、②が秘密の伝言ノートの内容になります。メンバーの発言は要旨だけを抜き出している場合が多いので、実際と表現は違いますが大意は同じです。また、基本的に誰の意見かというのを最初に示してますが、何も書いてなければ3人の見解ということだと思われます。

単純に内容だけを書いてありますが、たまに私の感想的なものも入ってて紛らわしいし、メンバーの呼称が回によって違って見づらいとは思いますが、参考にしていただければ…。

あまりにも長いので、記事を分けます。暇な時にでもどうぞ。

(そういえばメンバーについて書いてる記事、ももちとみやびちゃんがまだですけど…書いてますので…なにそつ…。)

 

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1人ヲタのファンクラブツアー

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こんばんは。

Berryz工房のファンクラブツアーin沖縄が迫ってきていますね。我が家にも最終案内が届き、非常にわくわくしています。

ところで、私はこれまでファンクラブツアーには3回ほど参加していますが、去年の群馬で行われたバスツアーの時に初めて1人ヲタとして参加しました。それまでの2回は友達と一緒だったのですが、前回はどうしても学校の都合があってこれないとのことで、1人で参加してみました。

女ヲタがバスツアーに1人で参加って比較的レアじゃないですか。だからわりと不安だったんですよ。結果的に何も問題なく楽しめましたが。

で、今回大学の同級生(男)が今回1人で参加するからどんな流れか教えて、と言われたので前回の様子を書こうと思います。バスツアーのライブやイベントについてのレポではなく、本当にざっくりした流れと様子です。しかも「1人ヲタの」とは銘打ってありますが、あまり1人ヲタ固有の何かはないです。単にこの前のバスツアーの時に書いたメモとか記憶を書き出しただけです…。

1泊2日のバスツアーしか行ったことがないので、沖縄ツアーのイベント順序とは全然違うかと思いますが、同じようなシーンはあると思うので、参考にしていただければ幸甚です。

続きを読むからお願いします。

 

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Berryz工房 シングル曲ソロパート数

 

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こんばんは。

今回は特に面白くもないのですが、先日大学の友人と一緒にベリのシングル曲での歌割りを文字数にして数えたものを紹介しようと思います。

というのも「アイドルプロデュース論」という指導教授の専門とかけ離れたテーマで卒論を書いた友人(48系列DD)がAKB全曲の各メンバーソロパートを数えて統計資料として卒論に添付したというどうにもこうにも狂っているとしか思えない話をして、「Berryz工房はソロパート多いし、歌割りが均等だよね〜」と言っていました。それに対してベリヲタである私ともう1人の友人がそんなに均等じゃないでしょ…と反論したことをきっかけに、3人で数えてみました。

実際ソロパートは少なくても、ユニゾンで歌ってる所は全メンバー普通にありますが、やっぱりアイドルグループなのでパートの数に差はあるんですよね。そんなことは周知ですが、とにかくどれくらい差があるのか?という所でなんとなく気になり、テスト前は無駄なことをしたくなるので不毛なカウント作業を遂行しました。

別にソロパートの数をそれほど気にしたことはなかったし、歌以外の面でどのメンバーも可愛くて面白いので然程そこにフィーチャーして見たこともないですが。結構推しメンのソロパートが少ないと感じているファンの人ももちろんいるとは思いますけど。

 

調査概要

【対象】

Berryz工房がリリースした36枚のシングルの表題曲全43曲。

【カウント方法】

・各メンバーがソロで歌った部分の文字数をひらがなにして数える。

・数字と英語は全角表示にして一文字扱いとする。

・中黒、感嘆符は非カウント。

・台詞もパートとしてカウントする。

・主旋律に対してハモりがある場合にも、主旋律を歌うメンバーが1人である場合、そのメンバーのソロパートとする。

石村舞波在籍時のシングルについては、当時の歌割りでカウント(舞波のパートは記載しませんでした…)。

 

そしてカウントした結果、何ら面白みもない、ベリヲタなら予想の範囲内の結果が爆誕しました。別に多い(少ない)から何ってこともないし、ただの数字ですが。

jpgで表と各曲の棒グラフを掲載しますので、関心ある方は続きを読むからご覧下さい…。

※数え間違い等もしかしたらあるかと思いますが、まあまあ誤差の範囲かと思うので…なにそつ…なにそつ…。

 

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須藤茉麻の性分

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こんにちは。

今回は茉麻について書きます。今回かなりまとまりのない文章をがーっと打ってしまいました…。

というのも、とても情けない話、正直私は「茉麻ってこういう人なんだ〜」みたいな発見を、他のメンバーほどできていません。興味がないわけじゃないんです。むしろ同い年ということもあって興味津々だし、茉麻面白いな、というのはいつも感じていることです。でも、茉麻ってどんな人?と考えても、あまりたくさん語ることができません。

私だけかもしれないけど、時々茉麻の言動ってセルフプロデュースによるもので、実際はどうなんだ?と思ってしまうこともあります。別に「本当の茉麻」とかそういうことを言いたいわけではなく。というかアイドルであっても一般人であっても、人とのやり取りで自分を変えるというか使い分けるのは当たり前だと思うんですよ。だけど茉麻もももちと一緒で、あまり弱みを見せないことも原因なのかもしれませんが、掴めないところばかりです。

そんなこんななんですけど、一応私のベリヲタとしての締めくくりに、思う所を書こうと思います。

 

まず、茉麻の魅力は…?と言われたら、なんでしょう?

やっぱり母性とか真面目とか、そういうのが1番よく挙がると思うんですが、どうでしょうか。

私もやっぱりそういうとこが1番わかりやすい彼女の魅力に違いないと思っています。

でも、実は彼女の魅力って、“純粋”という所にあるんじゃないか?と考えます。もちろんお母さんキャラや真面目なのも事実ですよ。だけどその根底にあるのは、茉麻ってとても純粋っていうことなんじゃないかなと。

つんく♂氏が茉麻を評する時、「びっくり顔」っていうのが結構よく出てきます。茉麻って結構表情の変化が激しくて、笑う時は豪快だし、ぼーっとしてる時もわかりやすく、びっくり顔も本当にびっくりしたー!!って顔してます。これなかなか面白くて、赤ちゃんみたいなんですよね。これも純粋要素の1つですよね。

 

で、実際表情の他にどの辺が純粋?と聞かれれば、人との向き合い方じゃないかな、と思います。

で、ここ1、2年の茉麻の言動で以前と変化した所と言えば、「歌に自信がない」また「今は歌が好きになった」ということをおおっぴらに発言するようになったことは挙げられますね。

確かに歌の面ではベリは結構みんな上手いし、千奈美やももち、梨沙子みたく声に特徴のあるメンバーがいるので、茉麻が引け目に感じるというのはわかります。

 

私が茉麻の歌エピソードで最も印象に残っているのが以下です。

2012年のクリスマス、渋谷タワレコ地下でイベントがありましたね。イベントの最後にきよしこの夜を全員で歌ったんです。その時、茉麻の音程がちょっと不安定になって、ヲタがちょっとザワつきました。少し笑いというか、大丈夫か?みたいな感じで。そうしたら茉麻、うつむき気味になって、明らかに気まずそうな(怒っていたかもというレポもあったように思いますが、そういう感じでもないかなーという)表情をして、少し顔を赤らめていました。

やっぱり、茉麻はちょっと歌を苦手に感じているんだな、というのが伝わってきた瞬間でした。それを可哀想、とは全く思わないですけど、歌はそりゃ得手不得手があるしどうしようもないなーという感想を抱いたのを記憶しています。

そして、結構歌について積極的に話すようになったのは一昨年くらいかなーと思うのですが(すみません、時期は確かじゃないです)「歌は苦手だけど、最近好きになってきた」と言ってました。

正直最初にその話をしている茉麻を見た時、本当か?という気持ちもあったし、開き直りすぎて若干痛々しくないか…?と茉麻を気の毒に思う感情が強かったんです。

 

しかし、全然違いましたね。去年のブログに、ちゃんと文章で書いていました。

これまでつんく♂さんにはたくさんの曲を作詞・作曲して頂き、Berryz工房の歌で1人でも多くの方の力になるといいなと思いながら私達は唄ってきました!

でもまあさ自身、歌う事が苦手で抵抗もありました。
むしろ“恐怖”でしかなかったです……。


自分のパートが回ってくる度に唄うのが怖かったし、ずっと手が震えてました。
「お願いだから自分のパート回ってこないで!!」
なんてマイナスな事ばかり考えてしまう自分がいたし、歌う事が苦手だったから、歌から逃げて楽な道ばかり選んでました。


だけどね!!
つんく♂パパやまあさの歌を1番近くで聴いてくれてたメンバーのみんな。
そしていつも温かく応援して下さっているファンの皆さんから「歌上手になったね!」という心強いお言葉を頂けた事で、少しずつ自信を持てるようになったんです(◍ ´꒳` ◍)b


皆さんからたくさんの力をまあさももらっていました!
ありがとうございます♡

(中略)

歌への課題はまだまだ山程ありますが、ハロー!プロジェクトに加入して約12年。
“歌う事が好きになった”
と、今は胸を張って言えます!!!

それに歌う事が好きになったから歌とも向き合えるようになりましたし、ライブが今までよりもすっごく楽しいんです♡♡♡♡

 

“恐怖”でしかなかった歌を好きになった事で“幸福”の道へと変わりました♡


なのでこのラストシングルでまあさの歌へ対する想い。
そしてBerryz工房の想いをお届けします!

この記事を読んだ時、めちゃくちゃ心動かされましたし、自戒の念にかられました…。

歌が“恐怖”だった時代の茉麻がどんな思いで歌っていたのか、私は茉麻じゃないからわからないけど、こういう気持ちは共感できます。結構10代の時とかって、自分の苦手なことからは簡単に逃げると思うんですよ。それが悪いとかじゃなくて、無意識にそうすることは多いし、それが気楽に生きるためにある種とても必要なことなんですよ。

でも、茉麻は頑張っていたんですね。これは別に、歌と向き合ってきたということだけではなく、自分の歌に喜んでくれているファンとか、上手くなったねと褒めてくれるファンと向き合ってきてる、という意味で。

純粋と言えば℃-ute舞美ちゃんとかももちろん純粋なんですけど、舞美ちゃんはやっぱり「ファンのため」っていう強い気持ちで奮い立ってる感じで。茉麻はとても純粋に自分の気持ちとファンやメンバー、つんくとの気持ちを通い合わせてる感じがあります。お母さんのように鎮座しているように見えるけど、茉麻ってそんなに余裕たっぷりという感じではないし、あれでいて結構気にしいだと思います。

茉麻が歌のことを色々言うのって、そうやって弱点を言うことで逆に自分を守ってるような印象があったんですが(実際そういうとこもあると思うけど)、このブログを読んで、180°解釈が変わりました。本当、歌が好きになったんですね。これには私も大感動しました。

 

そしてもう一つ、長年お母さんキャラと呼ばれ慕われてきた茉麻ですが、そもそも茉麻が元来お母さんっぽい性質を持ち合わせていたかというと、多分そういうわけでもないような気がします。お母さんキャラになったきっかけは、4KIDSの活動かな〜と思っています。茉麻梨沙子・愛理・舞ちゃんでミニハムジャムービーをやった時のユニットですね。

このユニットの時、やっぱり1番年上の茉麻は他3人(特に舞ちゃん)から頼られていました。げんき印の大盛りソングのメイキングで、茉麻梨沙子・愛理の3人で話している所に可愛い可愛い赤ちゃんの舞ちゃんがすーっと来てごくごく当たり前そうに茉麻の手を取ってたのが本当に印象的です…。このメイキングでは、梨沙子がむしろ今より利発そうに話しているのと、舞ちゃんの塗り絵をパタパタ乾かす馬鹿みたいに可愛いシーンも見所です。

 

つまり何?って言うと「役が人を作る」という言葉がありますが、これ茉麻にぴったりだなと思うんですよ。つまりその人に元々備わった能力で役をこなすのではなく、何かしらの役に就くことで、人がそれに適応するようになる、というような。

茉麻はもちろんもとから優しい心を持っていると思います。でも別に、生来母親っぽさを持っているのではなく、 そういうポジションに立った経験によって、それがいつの間にか自分の性分のようになって、適応してきたような気がします。周りの期待に応えなくては、みたいな気持ちが強いのもあって、茉麻ってとても自分の役割に敏感だと思います。

「ここは自分が」という場面では精一杯頑張っているのが見て取れます。お尻触るネタの時や、ロクエロでの男役の時の張り切りを見るに。そういうとこも、なんか茉麻って純粋だなあと実感する要素であります。

また、茉麻は主演映画「ライトノベルの楽しい書き方」以降、芝居への意欲を見せていますが、この「役が茉麻を作る」というのを鑑みると、芝居への適正は非常に高いんじゃないかな、と感じます。お芝居をする茉麻はとても生き生きしていますね。数学女学園のくいしんガールズもガッツリこなしていたのはとても良いな〜と感じました。

 

これまでに増してまとまりのない記事になりました…。とにかく茉麻の性分というのは、母性的であることや真面目である所ではなく、その純粋な心にあると思った、というようなことが言いたかったです。

まだまだ茉麻のことがわかっていない私なので、これからも茉麻を見守りながら、考え続けたいと思います。

そして茉麻は今後も芸能活動を続けて行くようで、これからが楽しみだな、と思うし、これからも今の純粋さを失わずにいて欲しいなと強く願っています。

 

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番外(記事を書くに至った経緯等)

茉麻=純粋というイメージを持ったきっかけとなったのは、大人の麦茶塩田泰造さんのブログ記事の文章です。

2012年に行われた「Bumpy Buddy」という舞台で、茉麻は児玉安莉という役を演じました。脚本家の塩田さんが、この「安莉」という名前は辻原登の小説「遊動亭円木」の登場人物から取ったと語っています。

塩田、数ある中でもいちばんくらい好きな小説、辻原 登さんの
『遊動亭円木』の神秘的で純粋なヒロインの名前が安莉でした。
これは茉麻さんにぴったりだなってね~

BB 0513|塩田泰造オフィシャルブログ「塩田泰造のムギムギデイズ」Powered by Ameba

辻原登は何冊か読んでいますが、この本は読んだことがなかったし、茉麻にぴったりというヒロインを知りたくて2年くらい前ですが読んでみました。

読んだ感想としては、そんなに茉麻感ある?(笑)という感じだったんですよね、正直。とりあえずあらすじを。

これは短編集(オムニバス?)で盲の落語家が主人公で、安莉というのは中国から男と駆け落ちで不法入国してきた女性なんですけど。安莉は(昨年話題になった)ALSになってしまう。で、どんどん病状が悪くなる中、恋人の陳鷹は姿をくらます。

陳鷹には兄の陳雄がいる。容姿は似ているが気性は反対、陳鷹がやや乱暴者であるのに比べ、陳雄は温厚な方であった。そのため、思春期には陳鷹は兄のことを舐めてかかっていた。しかし容姿が似ていることに起因し、ある日兄・陳雄は陳鷹に間違えられてチンピラに殴られる。そして二度と間違えられないため、額にナイフで傷をつけた。それからと言うもの、陳鷹は兄に頭が上がらなくなる。

そしてもともと中国にいた頃、安莉と交際し結婚したのは陳雄であった。しかし、陳雄が病気になり安莉が看病に追われる中、前より安莉に好意を寄せていた陳鷹がダンスに誘い、恋仲になる。病床の兄に陳鷹は「安莉と別れて欲しい」と告げると、陳雄は2人の交際は認めても離婚はしない、と言うので2人は駆け落ちを決める。

そして日本にて陳鷹は倉庫で深夜労働、安莉はホステスをやっている中、ALSを発症という流れ。盲目の円木は安莉に付き添うが、安莉は常に行方がわからない陳鷹の帰りを待っている。円木たちは陳鷹を探すが見つからず。

いよいよ安莉が死ぬ間際、病室に男が入ってくる。円木は盲目であるため誰か確認することはできないが「陳さんだね、遅いよ」と言う。安莉は死の淵にも意識はあり、目を見開いて陳を見る。恐怖とも喜びともつかない、ただ“はげしさ”が現れている目で陳を見つめながら息を引き取る。

額に傷跡のある男は、ただ戸惑って立ち尽くしていた。

という感じです。まあ、なんて言うかわかりやすさみたいなのがあまりないお話だったと思います。然程安莉の心理描写もなく、淡々としているように感じました。

わかりにくい中でも確かに安莉が神秘的であるという所は納得ですし、一途であるということを純粋と言い換えることはできるかなと思います。私にはあまり茉麻にぴったり(重ね合わせることができる)とも感じられなかったのですが…。

もちろんこの安莉が完全に茉麻にそっくりという意図で塩田さんが名前をもじったわけではないとは思いますが、純粋=一途(というかある種の愚直さみたいな)であるという部分では茉麻に合っていると感じます。

塩田さんは結構、メンバーを独特な視点で見ていることがあり、面白いと思ってよくブログを見ていましたが、やっぱり茉麻についてもあまり見かけない評価をしているのだな、と思い関心した次第です。

こういう茉麻について考えている人がいるのは、やはり茉麻に大きな魅力があるのでしょうし、私が茉麻について考える大きな助けとなりました。