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Till Mar.3

Berryz工房のことを書いてみます。

熊井友理奈の才能

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年始に卒論が片付いて、もっと更新したかったんですけど、如何せん新年会や麻雀が立て続けにあったり、風邪を引いたりしたもので…。

しかし今日からはまた帯を締め直して、3月3日までに彩ちゃんをベリヲタにするため 、更新したいと思いますので皆様なにそつ(©千奈美)お願いします。

それで今日は、以前身近であった熊井ちゃんにまつわるエピソードを…。今回はこれまでにも増して個人的な話なので~、あんまり面白くないと思うよ~あげぽよ~(ギャル熊ちゃん、好きだ)

 

初っ端から自分語りをするのですが、私は不登校の中学生を支援する施設にてボランティアをしています。生徒とのレクリエーションや個別相談など、そんなにたいしたことはできないまでも、子供たちと年が近い分コミュニケーションを取りやすいこともあるので、生徒のお手伝いをしています。

そこに、ある女の子が来ています。アメリカ人と日本人とのハーフで、見た目は完全に“外国人”にしか見えません。また日本語は得意ではないので、コミュニケーションが難しい。私はその子の個別相談の担当になっています。個別相談というのは、普通の相談を始め、学習指導やとりとめないおしゃべり、ゲームなどなんでも生徒がやりたいことを一緒にするものです。

 

彼女との個別相談の時間は、日本語を話すことができるようになるために毎回おしゃべりしたり手紙を書いたりしています。普通だったらボランティア1:生徒1ですが、この子とはボランティア2:生徒1でわいわいやっています。学校であったことや、漫画の話、そして聖書のことをよく話します。彼女はクリスチャンで、よく教会で聞いた面白い話とその感想を日本語で書いてきて読み上げてくれます。

小学校5年生の頃、海外から日本に引っ越してきた彼女は、見た目が日本的ではないことや日本語があまり話せないということでからかわれ、随分悩んだようですし、今もよく悩むことがあるようです。だからもう、ずっと学校には行ってないです。

 

で、そこでは毎週生徒でもボランティアの学生でも誰でも良いのですが、毎週1人が何かスピーチをするというコーナー?というか恒例行事がありまして。別に全員必須ではなく、やりたい人がやる、みたいな感じです。それで昨年の7月に私がスピーチすることになり、Berryz工房のMVを流しながら、ベリについて話しました。すっかりアイドルヲタクキャラが定着しました…。

するとそのハーフの女の子は熊井ちゃんを見て、とても背が高いと驚いていました(笑)。そして、「(背が高いことで)いじめられたかもね」とも言っていました。他にも個別相談の時、「ファンの人は身長のことでからかう?」「人気はある?」「身長が高いことを本人に言うのはタブー?」などなど「君、熊井ちゃんのお母さんか!」という感じの質問攻めにあって笑いました。人と違うということを人から指摘された経験のある彼女は、どうやら熊井ちゃんにシンパシーを感じたみたいです。

 

そして夏休み明け最初のスピーチの時間、彼女が前に出てきました。今までみんなの前で話したことは1度もないし、そもそも他の生徒と話しているところすらほぼ見たことないのに。私たちにもこの日スピーチすることは秘密にしていたそうです。彼女は練習したのか、かなりすらすらとスピーチをしていて本当驚きでした。

しかもスピーチの冒頭は熊井ちゃんのこと。背が176センチもあるから、きっとそのことを人に言われるのが嫌だった時期もあるけど、でもそれを生かせる仕事をして、友達(メンバーのこと)がいるのがすごい、と。

 

そして聖書の中にある例え話をしました。

「タラント」という通貨の単位があり、これを主が3人のしもべ達に与え、主は旅に出る。

そのあと主が帰り、タラントをどのように使ったか1人1人に聞くと、2人はタラントを運用して増やしていた。しかし、1人はタラントを埋めておいただけで、そっくりそのままもらったタラントを主に渡す。すると主は「怠け者め」と怒る。

みたいな話でした。私は新約聖書を一度も読んだことがないので話の細部はよくわかりませんが、このタラントというのは、今で言う「talent」つまり才能を示唆すると彼女は言います。誰もが神に与えられた才能があって、それは隠すのではなく、それを利用してより良くしていくべきだという教えだそうです。

友理奈は与えられた才能を発揮して成功している。私は友理奈のように見た目が可愛くないし、ブラックだから日本では珍しく思われる。からかわれるのはとても辛い。でも、日本にいればこれも才能になりえるかもしれない。私は少し友理奈に似ているかもしれないです。それは今はわからないけど、とにかく頑張りたい」というようなことを言ってスピーチを終えました。

彼女のスピーチは私たちにとってそれはそれは感動的なもので、その日来ていたボランティア学生は皆涙していました。他の生徒たちも温かい拍手を送りました。

 

彼女のスピーチで、熊井ちゃんの身長が高いっていうことを単なる個性や特徴で片付けるのではなく、“才能”と呼んだ所が良いな〜と感じました。熊井ちゃんの身長は、ただ人と違うということだけでなく、天から与えられた彼女にとっての1つの才能だと思うんですよね。

才能はもちろん、発揮していった方が良い、と普通誰でも思いますよね。でも、熊井ちゃんが身長が才能=長所だと気づくのには時間が必要でした。というか今でも、才能とは思ってないかもしれませんが(笑)。もちろん、身長が高いということはずっと前から「チャームポイント」などに挙げていましたが、これは熊井ちゃん自身が「身長以外自分に特筆すべきことがない」と思っている節があったからだと考えます。7周年本のインタビューで、

この身長がなかったら他に何も見つからないので、今となってはこの背でよかったなって思います。

と答えていることからもわかります。

ある時期から、身長を活かした仕事をしたい、と本人が積極的に言い始めました。これは多分、自分の才能を発揮していこう、と意識的にか無意識的にかはわかりませんが、そういうのが現れた瞬間だったんだと思います。

それでもやっぱりささやかな抵抗として、180センチを超えていると言われると頑に否定してきましたね。まあ実際、180あるかは微妙かな〜とも思いますが。実際、熊井ちゃんがどんなに大きくても、私たちにとってとても魅力的なのは変わりないんですけど。

ちなみに私的に1番面白かった熊井ちゃんの身長エピソードは、イベントでいきなり「自分の公式身長を決めよう」とかいう全く意味のわからない企画を進め始めてヲタが「100センチ」とか言うから「あ~熊井友理奈100センチです、うそで~すみたいな?w」って熊井ちゃんが珍しく自分からおちゃらけたら、何故かヲタから乾いた笑いが起こったことです。こんな可愛い熊井ちゃん、抱きしめたすぎるからね。

 

話が逸れ気味ですが、熊井ちゃん自身が、身長のことでコンプレックスを抱えていたことを話す機会が結構ありましたね。

2014年秋ツアーのVTRでもコンプレックスについて本人が触れ、昔はこの身長が嫌だったこともあると語ります。でも今は「おいしい」と思って前向きに、どうせなら目立つ方がいいという捉え方をしていると。しかもVTRの最後には「実際今の身長は?」と聞かれ答えるもヘリコプターの音に遮られて聴こえないというオチまで付けて私たちを楽しませてくれました。

熊井ちゃんはこのコンプレックスのことを当たり前のように語っていましたが、これすごいことですよね。どう考えたって女子が「でかい」とか言われて嬉しいわけがないし、言われてもどうしようもないことだし、そうなるともう背が高いっていうことにうんざりしそうです。テロップ芸や撮影の時にみんなとフレームが合わない話など、面白おかしく話していますが、やはり思う所はたくさんあったでしょう。それにしても「今はぁ、(高身長が)おいしいと思ってます」って言う熊井ちゃん、死ぬほど可愛い。

ちなみに、おそらく熊井ちゃんが身長のコンプレックに折り合いをつけたのは2010年の後半から翌年2011年の終わりじゃないかなと思います。シャイニングパワーでセンターになり、王様ゲームで主役を演じたことについて、熊井ちゃんは「いろいろ大きな動きがあって、プレッシャーでできないと思った。けど、このプレッシャーを乗り越えることが出来て良かった」というようなことを話していたことがありました。こういう自分の内面的な変化が、コンプレックスという考えを転換していく鍵になったんだろうな、と私は確信しています。

 

ラストシングル『永久の歌』で「コンプレックスは山ほどって」とか「成長の裏側って失敗が散り積もっていること今頃になって実感してる」とかあるじゃないですか。これ聴くたびにぐぐぐっと気持ちが動かされます。もちろんメンバー全員に思い当たる所がある歌詞ですが、特に熊井ちゃんが今の様な考え方に転換し成長していく過程を考えると、最近推しメンに似て涙もろくなった私はちょっと本当にうるうる来ますよ…。価値観や考えを転換していくのって、努力じゃどうにもならないことばかりです。でも熊井ちゃんは、周りの人に恵まれたのもあるけど、良い方向に転換できたんじゃないかと思います。

今では、背が高いことを隠すでもなく(まあ身長が高いのって隠せないですね)「これが私だ」と堂々としている熊井ちゃん。なんて素敵な女の子なんでしょう…。本人は至ってほわ〜としてますが(笑)。

前よりも猫背になることが減ったんじゃないかなと思います。去年新幹線の中で見かけた時、スッとまっすぐ立ってて、うわかっこいいぜ熊井ちゃんと思いました。

 

普段熊井ちゃんに対しては微笑ましい、可愛い、くまくまというたった3つの感情をローテで感じているような想像力のない私は、この生徒と触れ合うことが、熊井ちゃんをこれまでとは違う見方をすることができるきっかけになりました。

この記事を書こうと思ったのは、この女の子が新年初めに会った時に、私がブログを始めたという話を他の学生から聞いて知り「私のことを書いたら?」と言ってきたからです。めちゃめちゃ可愛いな。彼女もコンプレックスを抱えつつ、ぼちぼち頑張っています。彼女はその後、勉強の成果もあって日本語が前よりも話せるようになり、他の生徒ともたまーに、ごくごくたまーにですが会話しています。その才能を活かし、私に英語を教えてくれることもあります(情けない)。彼女は熊井ちゃんのことを考えたことで、少し自分を整理できたんじゃないかと思います。熊井ちゃんは最高な女の子だからね…。

 

そしてこの前久しぶりに彼女とBerryz工房の話をしました。熊井ちゃんは活動停止後に何をするか?という議題ですが、彼女は「身長を活かせる仕事!」と言うので例えば?と聞くと、「CA!」と即答。くまくました機内アナウンスを想像するとニヤつきが止まらねえな。

熊井ちゃんがこれからどんな人生を送ったとしても、いつも自分のその才能を誇りに思っていてくれることを望みます。今回は身長のことを中心に書きましたが、もちろん、熊井ちゃんの良いところは身長だけじゃないですよ!むしろ熊井ちゃんの魅力はその性格にあることは周知だと思います。でも、身長にまつわるあれこれは、熊井ちゃんの物語においてとても重要なファクターなんです、熊井ちゃん最高、ということが言いたかったのです。

ともかく、熊井ちゃんは時にはその才能を武器にして、時にはその才能にすこーし悩みながらも、堂々と進んでいくんだろうと思わされたのです。

 

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